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遊水地、田んぼダムが豪雨被害軽減に大きな役割

遊水地、田んぼダムが豪雨被害軽減に大きな役割
(2011年8月8日更新)

7・13水害を上回る豪雨

 平成23年7月の豪雨では、市内で時間最高雨量68ミリメートルを記録しました(7月30日午前4時~午前5時)。これは、平成16年の7.13水害の時の時間最高雨量44ミリメートルを大きく上回るものです。この豪雨の影響で市内では、床上・床下浸水被害や土砂災害による家屋の被害が出ました。しかし、少なくとも刈谷田川が越水したり、堤防が決壊したりすることはなく、その点では7.13水害以降の治水対策は一定の効果があったと言えそうです。

遊水地、田んぼダムが洪水調整機能を発揮

刈谷田川から遊水地に水が流れ込む様子
 刈谷田川から遊水地に水が流れ込む様子
 
 7.13水害の教訓から、刈谷田川は堤防のかさ上げなど河川改修が行われました。これに加えて、今回被害を軽減させるのに役立ったと思われるのが、上北谷地区に県が市とともに作った遊水地です。この遊水地は、刈谷田川の増水時に川の水を約91万平方メートルの水田に一時的に貯めて、下流域の越水を防ぐものです。稲に川の水がかぶれば、その年の収穫が危ぶまれますが、「下流に住む人たちの被害が軽減できるなら」と、この地区の農家の皆さんからご理解を得て実現しました。
 この遊水地の貯水量は約235万立方メートルで、ダムが洪水調整をする容量の約60%にあたる量です。今回はこの遊水地いっぱいに水が入り、洪水調整機能を果たしました。
 そのほか、遊水地とは別に、葛巻地区、新潟地区では、同じく農家の協力を得て行っている田んぼダムが機能しました。850ヘクタール(来年度は1200ヘクタールに拡大)の田んぼに調整管を取り付け、一時的に雨水を貯留し、緩やかに排水するものです。
 市街地の内水被害については、これまでも貯留管の設置や排水の改良を行っていますが、引き続き課題となっています。また、現在の内水被害の状況をみると、貝喰川の排水を改善することが、見附・今町の市街地等の内水被害対策には不可欠です。住みよいまちにするため、市では、市民全員の協力を得て、今後、貝喰川の排水事業を実施してまいります。

動画で見る「平成23年新潟・福島豪雨災害」

平成23年7月30日の新潟・福島豪雨災害の際に、刈谷田川河川改修で完成した遊水地が機能し、大きな役割を果たしました。水害当日、刈谷田川が増水し、濁流が遊水地へと流れ込む様子を撮影したものです。(撮影・編集 : びでおさーくる・みつけ 斉藤正一さん)