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下水道事業について
公共下水道
見附市の公共下水道事業は、昭和39年6月に国の認可を得て、見附処理区として主に本町2丁目、新町1・3丁目、南本町1~3丁目、嶺崎1~2丁目などの区域を対象として整備が開始され、昭和44年度に合流式の葛巻下水処理場が供用開始されました。
折からの高度経済成長に伴い工場排水量が増加したことや処理区域の拡大要望を受け、昭和47年度に分流式の中部処理分区(本町1・3・4丁目、新町2丁目、学校町1丁目や葛巻1・2丁目の一部)を追加し、葛巻処理場も拡張・処理能力が増強され、処理区全体としては昭和53年度に整備が完了しました。
一方、今町地区や本所地区などの宅地開発も活発化し、河川や排水路などの水質汚濁が顕著になり、下水道整備要望が高まってきましたが葛巻処理場には施設を拡張する余地がないため、昭和53年度に国の変更認可を得て、今町地区、本所地区、葛巻地区、細越地区、双葉地区の市街化区域を計画区域とした見附第2処理区の整備を開始し、昭和61年度に分流式の今町終末処理場が一部供用開始されました。
なお、平成9年度に葛巻処理場の雨天時放流水質の向上等を図るため、中部処理分区を見附処理区から見附第2処理区へ編入し、今町処理場で処理を行うことにしました。
その後市街化区域内の整備が概ね完了したため、平成17年度からは市街化区域周辺集落の整備を行うとともに事業の効率化・重点化のため下水道計画の見直しを行い、平成19年度からは公共下水道などの集合処理方式では施設整備や処理のコスト面で不利な区域については、合併浄化槽などの個別処理方式により整備を行うこととしました。
事業計画の概要
見附処理区
- 計画年次:平成42年度(全体計画)/平成35年度(認可計画)
- 供用開始:昭和44年4月
- 処理場名:葛巻下水処理場
- 処理面積:86ヘクタール
- 処理人口:3,880人(全体計画)/4,250人(認可計画)
- 処理能力(1日あたり):9,800立方メートル
- 排除方式:合流式
- 処理方式:標準活性汚泥法
- 処理場面積:18,540平方メートル
見附第2処理区
- 計画年次:平成42年度(全体計画)/平成35年度(認可計画)
- 供用開始:昭和61年4月
- 処理場名:今町終末処理場
- 処理面積:1,002ヘクタール(全体計画)/972ヘクタール(認可計画)
- 処理人口:28,000人(全体計画)/29,870人(認可計画)
- 処理能力(1日あたり):16,700立方メートル
- 排除方式:分流式
- 処理方式:標準活性汚泥法
- 処理場面積:34,190平方メートル
農業集落排水
農村地域における生活様式の多様化に伴い生活雑排水による農業用水や河川の水質汚濁が問題となってきたため、豊かな自然を守り快適な環境で生活を送れるように平成4年度に南部地区(耳取、鳥屋脇、田井、椿澤町等6町内)での農業集落排水事業が採択され、平成6年度から南部浄化センターの建設が始まり平成8年度に供用を開始しました。
さらに平成10年度から上北谷地区(太田、本明、堀溝、杉沢町等9町内)においても農業集落排水施設の整備がすすめられ、平成16年度には地区内すべてが供用開始され、面整備が完了しました。
事業計画の概要
南部処理区
- 供用開始:平成8年8月
- 処理場名:南部浄化センター
- 計画人口:1,990人
- 処理能力(1日あたり):657立方メートル
- 処理方法:オキシデーションデッチ方法
上北谷処理区
- 供用開始:平成16年3月
- 処理場名:上北谷浄化センター
- 計画人口:2,850人
- 処理能力(1日あたり):770立方メートル
- 処理方法:オキシデーションデッチ方法
下水道の役割と処理のしくみについてもご覧ください