認知症の高齢者を保護　坂橋美佑さんに市と見附警察署から感謝状

　認知症で家に帰れなくなっていた高齢者を発見・保護したとして、市内企業に勤める坂橋美佑さん（市野坪町）に1月26日、市と見附警察署から感謝状が贈られました。
　昨年12月24日の夕方、市内在住の高齢男性が行方不明になっていることを、市からの緊急情報メールで知った坂橋さん。その日の仕事からの帰宅中に、メールに記載されていた特徴とよく似た男性を見つけ、信号が変わっても横断歩道を渡ろうとしないなど、様子がおかしいと感じて声をかけました。「どこに行くのですか」「どちらから来たのですか」と質問したところ、話がかみ合わなかったため、坂橋さんは男性を保護し、警察に連絡。男性は無事に、家族のもとに帰ることができました。
　坂橋さんは、「寒い中でコートも着ずに一人でいたので、放っておけませんでした。緊急情報メールに載っていた特徴と似ていたので声をかけられましたが、こうした情報を知らなければ、声がけは難しかったと思います。結婚を機に昨年見附に越してきましたが、その時に緊急情報メールを登録しておいてよかったです」と、当時を振り返って話していました。

　市では、行方不明となった高齢者を迅速に発見・保護するために、緊急情報メールで高齢者の特徴を発信し、警察と連携して情報提供を呼び掛けています。もし、似たような人を見かけたら、ぜひ警察か市へご連絡ください。

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