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ふれあい懇談会(テーマ:移住・定住)を開催しました
5月19日(木曜日)に、県外からの移住者・転入者の方を対象としたふれあい懇談会を開催しました。
Uターン・Iターンされた当事者の立場から、市の移住・定住施策を推進するにあたりご意見を頂戴しました。
開催日時
令和4年5月19日(木曜日)午後7時~午後8時40分
会場
市役所4階 大会議室
一般参加者数
15名(大人12名、子ども3名)
稲田市長による説明資料
「暮らし満足No.1のまち」を目指して~令和4年度見附市の取り組み[PDFファイル/2.41MB]
ふれあい懇談会で出たご意見・ご提案をご紹介します
- 見附に戻ってきてみて、市街地と里山が表裏一体なのがこのまちの魅力だと感じた。のんびりしていてサイクリングにはもってこい、コースを充実させるのもよいと思う。
- 東京から来たが、都会に比べおだやかで心地よい空気が流れている。空の広さ、空気の美味しさ、本物の鳥の声が感じられる。街と大自然が「ほどよくちょうどいい」、「暮らしてちょうどいい」まちだと感じる。
- 様々な面で「見附って意外と(良い)」という声をよく聞く。ずっとこのまちで暮らしている人には当たり前かもしれないが、このまちには「意外と」という魅力が詰まっている。
- 東京にいる際に見附のことを調べても、市のホームページなどでなかなか欲しい情報が得られず、現地に来なければわからないことが多かった。
- 都市部から地方への移住に際しては、受け入れる側のサポート体制が弱いことも多い。壁を乗り越えられるかは本人の能力によるところが大きく、せっかく来てもらっても定住につながらないことも少なくない。都市部から来た人をいかにフォローできるかが重要だと思う。
- 車を運転できないと田舎では暮らせないとも言われたが、市内にコミュニティバスが走っており、通勤に支障がないことが帰郷の決め手となった。
- 若者同士が集まれる場があるとよい。コミュニティスペースやシェアスペースが商店街にあれば、新しいビジネスやイベントが生まれ、若者の力がもっと上がっていくと思う。
- 観光に関しては、見附単体で捉えるのではなく、長岡・見附・三条の3市連携でのパッケージツアーや佐渡も絡めた広域的な売り出し方であれば、中間地点としてのニーズがあると思う。
- 自然豊かなところで子育てしたいと考え、首都圏から見附に越してきたが、素晴らしい選択をしたと思っている。本当に暮らしやすい。
- リモートワークなどの普及により出社頻度が減り、都心に住む友人からも地方移住の願望が高まっていると聞く。しかし、多くの人は海がある神奈川県の鎌倉や葉山、山がある山梨県や長野県などメジャーなところに目線が行きがち。でも見附なら両方アクセスできると言うと良い反応をもらうことが多い。また、見附だけでなく広域的に捉えれば、海や山、映画館、大型ショッピングセンター、キャンプ場へも車で30分程度。見附の里山的な魅力や首都圏・新潟空港へのアクセスの良さなどをパッケージングして訴求できれば興味を持つ人も多いと思う。
- コミュニティバスや路線バスが通っていない郊外では、車がないと厳しい。運転免許取得への補助などがあればと思う。また、子どもの通学に関しても支援があるとありがたい。
- 発信力が弱く、良い企画のイベントでも人が集まらないことがある。市民が自分たちのまちに誇りを持てるようなPRと、移住者の増加を狙うための市外の人へのPR、両面での広報力のアップが必要。
- 見附市が移住者として狙う対象は、ファミリーをターゲットにしているのか、単身者も含まれるのか、ファミリーでも子どもがいるのかいないのか。それにより訴え方が違ってくる。ターゲット別の支援があるとそれぞれに刺さり、魅力が伝わると思う。
- 移住を考えている人が移住先を探すとしたら、見附と同じようにいいところは他にもいっぱいあり、埋もれてしまう。本当に移住者を増やすことを目指すのであれば、ブランディングと圧倒的な発信力に注力すべき。「これは見附にしかない」というところが出てくると興味を引くと思う。
- 移住者を増やしたいのであれば、何か1つに特化した取り組みが重要。まずは見附出身者の方を先に取り組むのが良いのではないか。東京にいても見附のことを知らない人のほうが多い。「見附でなければ」というものが何かほしい。
- 見附は長岡市と三条市に挟まれ、家賃が安いという利点、ベッドタウンとしての需要はあると思う。こういったことも含めPRしていくとよいと思う。
- 住宅取得への補助、子ども医療費助成などが手厚いと感じ、帰郷のきっかけとなった。長岡市と三条市の間に立地しアクセス面も良く、海や川も近い。魅力的な部分は多いと思う。
- 若者はインスタグラムやTikTokなどのSNSをすごく見ており、発信については写真と文章だけでは弱く響かない。イベントなども映像的に見せられるとよいと思うし、プロモーションなど良い映像を作るのも大事だと思う。
- 大学生などによって組織されたNPO等の団体があれば、若い目線で移住を考えている人や移住してきた人へのサポートができてよいのではないか。市役所の職員は生まれ育ちが見附の人が多いが、見附の人と移住者では「当たり前」の認識が違うこともあり、細かい部分に気付きづらい。NPO法人が移住者のサポートを行っている自治体もある。そういった団体があれば移住してからの相談もしやすいと思う。
- 県外の人に見附のことが伝わるようにPRしていくにはインパクト重視。例えば、「定住してくれたら毎年10万円あげます」といった打ち出し方。既存の補助金があったとしても、こちらのほうが見た人のインパクトは強い。住みやすさをアピールするよりも効果的なPR方法はあると思う。