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全国大会で市内出身選手が躍動 ソフトテニス女子個人で入澤・本間ペアが全国3位
7月末に愛媛県で行われた全国高等学校総合体育大会(インターハイ)・女子ソフトテニス個人の部で、入澤瑛麻さん・本間友里那さん(北越高校・市内出身)が、強豪を退け見事3位に入りました。
小学1年生から市のスポーツ少年団に所属し、中学・高校も合わせて約12年間ペアを組んでいる2人。これまで何度も全国大会に出場してきましたが、ペアで全国の表彰台に立ったことはありませんでした。
県内の強豪校である北越高校に進学後は「日本一」を目標に掲げ、これまでよりも攻撃的な陣形にチャレンジ。毎日始発の電車に乗って朝練に参加し、夜は9時近くに帰宅するなど、たゆまぬ努力を重ねて技術を磨いてきました。
今回のインターハイでは、北信越大会の王者として出場。5回戦では、優勝候補の須磨学園高校(兵庫)のペアに接戦の末勝利するなど、日本一に向けて順調に勝ち進んでいきました。準決勝では、今年度優勝した三重高校(三重)のペアと激突。2ゲームを先行された後に追いつくも、ミスが重なり2-4で敗れてしまいました。
当初の目標は達成できなかったものの、ペアとしては最高成績となる全国3位。2人とも「目標に届かず悔しい」としながらも、入澤さんは「友里那はまじめで頼れる存在。2人でここまで戦えてよかったです」と話し、本間さんも「瑛麻にはいつも引っ張ってもらっています。高校最後にいい結果を出せてうれしかったです」と、お互いの健闘を称えていました。
今後は、ジュニアオリンピック(9月)や皇后杯(10月)にも出場を予定している2人。「今度こそ全国1位を目指します」と、インターハイのリベンジを誓っていました。
8月4日、小学生時代を過ごしたスポーツ少年団を訪れて結果を報告した2人。当時のコーチや関係者、団員たちから祝福の言葉が贈られました。
スポーツ少年団時代を振り返り、2人は「技術だけでなく、普段の礼儀や人として正しくあることの基礎を教えてもらいました。団のスローガンである『正しく強く』の姿勢は、高校生になった今も大切にしています」と話していました。