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地元のベテラン農家が手ほどき 上北谷小学校で稲刈り体験
9月13日、上北谷小学校の全校児童約40人が学校近くの田んぼで稲刈りをしました。
同校では20年以上前から毎年、地域の農家が参加する「チーム上北 農援隊」が主となり、米作りを教えています。今年も子どもたちは農援隊とともに、たい肥まきから田植え、稲刈り、はざかけなど、米作りの工程を一通り体験しました。
稲刈り当日、子どもたちは農援隊メンバー約10人とともに、400平方メートルほどの広さのもち米の稲を約1時間かけて収穫。6年間稲作の経験を積んできた上級生が下級生をサポートしつつ、児童たちは次々に稲を刈り取っていました。収穫後は、刈り取った稲を藁で束ねる方法を農援隊メンバーが伝授。「稲の底をそろえて」「運びやすい大きさを意識して」など、農援隊からアドバイスをもらうと、初めは失敗していた子も上手にできるようになり、農援隊メンバーと笑顔を見せていました。
6年生の小林楓果さんは米作りの授業を振り返り、「小学校最後の米作りで稲の結びに初めて挑戦しましたが、うまくできて楽しかったです。上北谷小の米作りは、上級生が下級生にやり方を教えるのが伝統。下級生には、これからも米作りを頑張ってもらい、次につないでほしいです」と話していました。