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ふれあい懇談会(テーマ:農業)を開催しました
11月14日(月曜日)に、市内で農業に従事する方を対象としたふれあい懇談会を開催しました。
若手農業者や女性農業者、農業法人を立ち上げた方、農機具販売に携わり農家をサポートしている方など16名の方からご参加いただき、農業が抱える課題や市の農政へのご意見を頂戴しました。
開催日時
令和4年11月14日(月曜日)午後6時~7時45分
会場
見附市役所4階大会議室
一般参加者数
16名
稲田市長による説明資料
「暮らし満足No.1のまち」を目指して~令和4年度見附市の取り組み~[PDFファイル/2.43MB]
ふれあい懇談会で出たご意見・ご提案をご紹介します
- 農業関連の申請は厳しく難しいため、手続きがスムーズに進むよう市の担当課には専門知識を持った職員を長く配置してほしい。
- 市ではICT化を進め各種申請等の簡易化を目指しているとのことだが、農業では実施計画書を手書きで書いて提出している現状。データ化してメールでやり取りできるようにしてほしい。
- 水稲の生産調整の選択肢としては飼料用米か米粉用米が主だが、どちらも頭打ちの状況。国内消費は減っているが、世界的には食糧不足であり、米の輸出も考えたらどうか。
- 米需要の低下を受け、園芸農業に取り組もうと見附市で1億円産地化を目指しているニラに挑戦しているが、こちらも市場価格が低迷して採算が合わない。JAや県を含めもっと本腰を入れて取り組んでほしい。
- 「見附のニット」と農業を結び付けるというアイデアはどうか。ニットの中に米を入れて送れば、世界に発信できるかもしれない。市長のトップセールスや地域力創造アドバイザーの関わりも含め、農業と商工業の連携を図ってほしい。
- 若い方でも農業に取り組みやすいよう、スマート農業の普及に力を入れている。ドローンなどは勉強会や講習が必要だが、以前市に野球場や体育館を使わせてもらえないか聞いたところ、難しいとの回答だった。
- 平成16年の水害から復旧した河川の河床掘削がしばらくされていないためお願いしたい。また、刈谷田川の下に潜っている樹木の撤去も併せてお願いしたい。
- 冬場に出荷するものがないのが、見附市の一番の問題。同じものが同じ季節に出れば値段は下がるので、作型を変える取り組みや、冬野菜の出荷に向けた指導が必要。
- 農薬散布用のドローンを購入した際、農機購入の補助金の要件が認定農業者となっていたため活用できず、自己資金を使った。農業法人以外の法人でも補助金の対象とするなど、使いやすい補助要件としてほしい。
- 生産物を売るだけでなく、農業を生かした新しいサービスを一緒に考えてもらいたい。例えば、子どもと関わる教育農場。農業体験を通じ、自分や仲間を大切に思う子どもの育成につながるのではないかと思う。
- 園芸農業は手間がかかるわりに儲けが少ない。ニラの産地化を目指しているのであれば、市がニラの出荷調整作業の共同選別体制を整備し、選別者の人件費を補助するなどのサポートができないか。
- 新潟市にある加工場まで赴いて加工作業を行っている。県内には加工場が少なく、見附市にも施設を作ってほしい。
- 野菜作りが上手な人から作り方を学ぶ勉強会を開いてもらいたい。新規就農者にもいい機会となると思う。
- 米の価格が低い現状では、担い手や新規就農者が入ってこない。価格が低い要因には外国産米の輸入など国策の影響もあるので県や市でできることは限られているが、農家の収入の下支えが必要。ベースがしっかりとしていれば、儲けを出す段取りができると思う。
- スマート農業の機械は、従来の農業機械より100万円位高い。補助金の設定で補助率に差をつけてほしい。
- 学校給食センターに野菜を納めているが、調理効率の都合で虫が付いたり形の悪い野菜は引き取ってもらえない。ただ、農薬の使用を控えるとどうしてもそういった野菜になってしまう。子どもたちに農薬の少ない安全な野菜を食べさせたいという思いは共通しているはずなので、そういった野菜の扱いについても考えてもらいたい。