本文
貴重な文化財を守るために 小栗山不動院で文化財防火訓練を実施
1月26日の文化財防火デーに合わせて28日、市内の文化財を火災から守るための文化財防火訓練が小栗山不動院で行われました。
訓練には、小栗山町の地域住民10人が参加。小栗山不動院で火災が起きた想定で、消防本部への通報や消火器の取り扱い方法を確認した他、消防ポンプ車による放水訓練を行いました。
訓練後、参加者は見附市文化財保護審議会委員の池田敏郎さんの講話を拝聴。法隆寺金堂壁画の焼損が契機となり文化財防火デーが制定されたことや、小栗山不動院が管理している菩薩像や仏像、銅鏡などが県指定文化財になっていることなどの説明を受けていました。
小栗山不動院の諸橋賢隆住職は訓練終了後、今回の訓練を振り返って「お寺にとって、火事は絶対に起こしてはいけないもの。こういう機会があれば、不動院に重要な文化財があることを知るきっかけになりますし、地域のつながりもより強くなります」と話していました。
池田敏郎さんの講話の様子