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田んぼダム「新型調整管~見附モデル」
田んぼダム事業 新型調整管見附モデルの設置
見附市では平成22年度から、市内を流れる貝喰川流域の農地及び市街地を大雨時の浸水被害から守るために、水田に一時的に水を貯める「田んぼダム」の取組を行っています。
見附市と新潟大学農学部の研究ティームは共同で、今までの田んぼダム用水位調整管の課題を克服するため、大雨時に確実に効果を発揮する「新型調整管~見附モデル」を開発しました。
写真は今町地区(約350ヘクタール)の水田に新型調整管の設置している模様です。
※新型調整管は従来の排水管の中がじょうごのように奥がすぼまっており、最終的に5センチメートルの小さな穴から排水されるタイプ。
一斉設置作業は、圃場施設維持管理組合の27名の農家の方々と新潟大学の学生たちの手によって約4時間かけて行われました。
写真は設置前に新潟大学の吉川准教授が「新型調整管見附モデル」の概要を説明されているところです。
当日はこのほか新潟県農地部の担当の方々も出席され、見附市への期待を込めた激励の言葉をいただきました。
一斉設置作業には多数の報道機関が取材に訪れるなど、「田んぼダム」に対する注目は年々高まってきています。
田んぼダムは農家の皆さんの協力により実施されている事業ですが、市街地に居住している一般住民の皆さんにも大きなメリットのある事業です。
見附市は、これかも地域の防災事業として田んぼダム事業を推進していきますので、皆様のご理解とご協力をお願いします。