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大雨に伴う農作物等の被害防止について
大雨に伴う農作物等の被害防止に努めましょう
注意事項全般
低気圧と前線の影響で大雨による農作物等への影響が懸念される場合は、被害防止に向け「農業技術の基本指針」(令和7年6月)(注1)や豪雨や台風等の風水害に備えるための予防減災情報(注2)も参考に、作業者の安全確保を最優先に、下記について各地域の状況に応じた適切な対応をお願いします。
特に、農作業及び農地・農業用施設の見回りについては、気象情報を十分に確認し、異常出水等の状況が治まるまで行わないなど、人命を最優先に二次災害の防止に努めましょう。
(注1)農業技術の基本指針(令和7年6月)<外部リンク>
(注2)豪雨や台風等の風水害に備えるための予防減災情報<外部リンク>
1.人命を最優先とする行動の徹底
人命第一の観点から、暴風雨、異常出水時における農地や農業用施設等の見回りについては、最新の気象情報を十分に確認し、これらの状況が治まるまで行わないでください。
また、暴風雨等が治まった後の見回りにおいても、増水した水路その他の危険な場所には近づかず、足下等、ほ場周辺の安全に十分に注意し、転落、滑落事故に遭わないよう慎重に行ってください。
暑熱環境下で作業を行う場合は、熱中症対策として、高温下での長時間作業を避け、こまめな水分と塩分の補給や休憩を取るように心掛けてください。
また、暴風雨等が治まった後の見回りにおいても、増水した水路その他の危険な場所には近づかず、足下等、ほ場周辺の安全に十分に注意し、転落、滑落事故に遭わないよう慎重に行ってください。
暑熱環境下で作業を行う場合は、熱中症対策として、高温下での長時間作業を避け、こまめな水分と塩分の補給や休憩を取るように心掛けてください。
2.大雨対策
局地的な大雨が予想される地域においては、ほ場の冠水のおそれがあることから、速やかな排水に備えておくこと。特に、これまで冠水したことのあるほ場や地域については、重点的に対応を進め、排水ポンプの融通等についても積極的に進めてください。
また、低地や川沿いにあるなど、収穫物の保管場所の浸水被害が想定される場合は、予め収穫物を浸水の危険がない場所へ移動してください。
また、低地や川沿いにあるなど、収穫物の保管場所の浸水被害が想定される場合は、予め収穫物を浸水の危険がない場所へ移動してください。
3.病害虫対策
病害虫への対策については、ほ場の冠水又は浸水、過湿などにより病害の被害を受けやすいことから、都道府県病害虫防除所から発表される発生予察情報に基づき、適期防除に努めてください。
4.漏電等への対策
農業用施設や機械が冠水・浸水した場合は、機械・機器等の始動や通電を再開する際には、使用マニュアルなどにより手順や注意事項を確認するとともに、漏電やショートに留意した対応を行ってください。
特に、一定程度浸水した農業機械は、スイッチを入れた場合にエンジン破損やバッテリー、電子制御装置等の漏電、発火の危険があるので、メーカーによる点検を受けるまではスイッチを入れないでください。
特に、一定程度浸水した農業機械は、スイッチを入れた場合にエンジン破損やバッテリー、電子制御装置等の漏電、発火の危険があるので、メーカーによる点検を受けるまではスイッチを入れないでください。
5.防犯対策
暴風雨、増水等により施設や倉庫等の管理や巡回が十分できないことから、日頃から出入口等の施錠を確認するなど、防犯対策に留意してください。
作目別対策
作目別の対策は、以下の「大雨に伴う技術指導通知」をご覧ください。
作業中はこまめに休憩をとり、定期的に水分や塩分を補給しましょう
農作業中の熱中症による救急搬送人員数は近年増加傾向にあります。
高温に対応した農作物等の被害防止に向け、「農業技術の基本指針」や令和7年3月28日に公表した「令和6年夏の記録的高温に係る影響と効果のあった適応策等の状況レポート」及び、「令和7年7月20日付け_高温に伴う管理対策(新潟県) 」等を参考に、農業者の皆さんの安全確保を最優先に作業を行うよう、よろしくお願いします。
高温に対応した農作物等の被害防止に向け、「農業技術の基本指針」や令和7年3月28日に公表した「令和6年夏の記録的高温に係る影響と効果のあった適応策等の状況レポート」及び、「令和7年7月20日付け_高温に伴う管理対策(新潟県) 」等を参考に、農業者の皆さんの安全確保を最優先に作業を行うよう、よろしくお願いします。