低圧進相コンデンサをご存知ですか?
店舗や工場に取り付けられている機器で、低圧進相コンデンサが発火し、火災になることがあります。

設置状況
低圧進相コンデンサとは
主に店舗や工場に設置されている電圧200Vの業務用冷蔵庫やモーター等を使用する電気機器の力率を改善し、電力を効率よく使用するための機器であり、また、昭和50年以前に製造されたものは保安装置を内蔵していません。
潜在危険
- 保安装置を内蔵していないものや、劣化したものの取替えが進んでいない。
- こんろやストーブ等炎が見えるものとは異なり、危険性を認識しにくい。
- 業務用冷蔵庫やモーター等を使用する電気機器を使用していないときや廃棄したときも、低圧進相コンデンサには常時通電状態であることが多い。
火災発生時期の傾向
発火防止には
- 保安装置が内蔵されていないは、早急に取替えてください。
- 保安装置が内蔵されていても、10年以上使用しているものは、定期的に点検し、異常があれば取替えてください。
- 使用電力量が異常に上がっている場合は、低圧進相コンデンサを含めて使用機器の点検を行ってください。