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冬は暖房用などの油類の取り扱いが増えることから、灯油の漏えい事故が多く発生します。灯油等の危険物の流出事故は、火災発生の危険性があることはもちろんのこと、河川等に流入すると水質汚染や魚類・農作物の被害などを引き起こす可能性があります。ホームタンクで灯油を貯蔵しているご家庭では、次のことに注意し漏えい事故や被害の拡大を未然に防止しましょう。
※ご家庭で灯油を200リットル以上1000リットル未満ホームタンクで貯蔵する場合には、見附市火災予防条例により、油流出止のための囲い(防油堤といいます。)を設けなければならないとされています。また、灯油を500リットル以上貯蔵する場合には、消防長へ届け出なければなりません。
ホームタンクからポリ容器や暖房機器等のタンクに灯油を移し替えている最中にその場を離れたり、移し替えた後にホームタンクのバルブを閉め忘れたりしたために、灯油が流出する事故が発生しています。慣れた作業であったとしても油断せず、慎重に取り扱いを行ない、灯油の流出を防ぎましょう。
ホームタンクからの移し替え作業時における事故防止ステッカーをダウンロードし、ホームタンクやポリ容器置場の近くに張ってください。
「事故防止ステッカー」のダウンロード[Excelファイル/16KB]
道端の側溝は河川等へ直結しています。川の水は農業用水や水道水、工業用水などに使われています。
川は、魚や昆虫など多様な水生生物の命を育む場でもあります。わずか3ミリリットルの植物油を流した場合でも魚が住めるような水にするには、1000リットルのきれいな水が必要とされています。「少しくらい」のつもりでも、川にとっては大きな負担になってしまいます。
ホームタンクを設置しているご家庭では、灯油類の取り扱いに十分な注意を払うようお願いします。
自分できれいに清掃したつもりでも雨とともに流れ出たり、地面に染みこんだ油が時間の経過とともに水路に出てくることがあります。また、流出した油を水で洗い流すことは被害の拡大につながりますので、絶対にしないでください。
油による汚染を最小限に食い止め、流れた油を適切に処理するため、灯油類が流出したときは、速やかに市役所又は消防署に通報してください。また、油の流出事故後の処理に要する経費は原因者の負担となります。
市民生活課生活環境係 電話0258-62-1700
消防署 電話0258-62-0555