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AEDを用いた心肺蘇生法

ページID:0002845 更新日:2022年4月3日更新 印刷ページ表示

心肺蘇生(CPR)の手順

心肺蘇生(CPR)の手順の画像

心肺蘇生の中止

 心肺蘇生を継続しているうちに傷病者が動き出す、うめき声を出す、あるいは普段どおりの呼吸を始めたときは心肺蘇生を中止します。反応が戻るまでは、気道確保や回復体位が必要となるかもしれません。慎重に様子を見ながら救急隊の到着を待ちます。もし、再度普段どおりの呼吸が見られなくなったときには、直ちに心肺蘇生を再開します。

回復体位

回復体位

  • 反応はないが、いつもどおりの呼吸をしているときには、嘔吐物による窒息を防ぐため、傷病者を回復体位にします。
  • 下あごを前に出し、下の腕を前に伸ばし、上側の膝を約90度に曲げて、後ろに倒れないようにします。

AEDの操作手順

1 AEDが到着したら

 直ちにAEDの電源を入れ、AEDの音声指示に従います。(ふたを開けると電源が入るタイプもあります)
 AEDの操作を優先に行いますが、電極パッドを貼る直前まで心肺蘇生は続けます。
AED

2 電極パッドを貼る

 電極パッドのイラストを参考に、患者の胸に電極パッドを貼ります。(必ず密着させます。)
パッド貼り付けた

電極パッドを貼るときの注意事項

  • 胸が濡れている時は、タオル等でふき取ります。
  • 貼り薬や湿布薬が貼ってある時は、きれいにはがします。
  • 医療器具(ペースメーカー、除細動)が、埋め込まれている時は胸に硬いこぶのようなでっぱりが見えます。パッドはそのでっぱりを避けて張ります。

 AED本体から「患者から離れてください。心電図の解析中です」と音声指示が流れたら、離れてください。
※機種よっては若干異なりますが、このようなメッセージが流れます。

3 ショック(除細動)ボタンを押す

 除細動が必要なときには、自動的にエネルギーの充電が開始され、充電が完了するとショック(除細動)ボタンが点滅します。
放電
 AED本体から「除細動が必要です。充電します。充電完了。患者から離れて点滅ボタンを押してください。」と音声指示が流れます。

ショック(除細動)ボタンを押す前の確認事項

  • 周りにいる人に「離れてください」と声をかけて確認する。
  • 手振りで離れるように指示する。
  • 患者に誰も触れていないことを目で確認する。

4 心肺蘇生とAEDの操作をくり返す

 救急隊がその場に到着するまで、AEDの指示に従い胸骨圧迫30回と人工呼吸2回をくり返します。

AEDの注意点

※AEDは全年齢に使用できますが、以下の点に注意して使用して下さい。

  • 小学生未満の小児に対してAEDを使用する場合、AEDに小児用パッドが備わっていれば、小児用を使用します。小児用のパッドがなく、やむをえないときは、成人用のパッドを代用します。
  • AEDに小児用モードの機能がある機種では、この機能を使用します。
  • 小児用のパッドは成人には使用できません。

5 救急隊が到着したら

 心肺蘇生中に救急隊(あるいは専門の救護者)がその場に到着したときは、直ぐに心肺蘇生を中断せずに、救急隊の指示があるまで心肺蘇生を継続します。また、心肺蘇生やAEDの使用状況等についてたずねられたら、できるだけ正確に情報提供をしてください。
 ※傷病者を救急隊に引き継いだ後は、速やかに石鹸と流水で手と顔を十分に洗って下さい。
 ※使用したハンカチやタオル等は直接触れず廃棄することが望ましいです。