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PM2.5について

ページID:0001397 更新日:2023年8月16日更新 印刷ページ表示

 中国の大気汚染の影響と危惧され、新聞等で報じられています大気汚染物質「PM2.5」。
一般に言われるPM2.5は微小粒子状物質と訳され、粒径2.5マイクロメートル(2.5ミリメートルの千分の1)以下の粒子状物質をいいます。
国立環境研究所ニュース<外部リンク>
県内の大気物質(PM2.5を含む)観測局では定期的な観測データが公表されています。
「PM2.5」に関する情報の提供<外部リンク>

新潟県が実施する各観測局公表データ

見附市近辺の観測局所在地は長岡市城岡にあります。
新潟県の現在の大気環境(速報)<外部リンク>
※PM2.5の環境基準:1年平均値が1立方メートルあたり15マイクログラム以下であり、かつ、1日平均値が1立方メートルあたり35マイクログラム以下であること。(平成21年9月9日告示)

Q.微小粒子状物質(PM2.5)とは、どのようなものですか。

A.微小粒子状物質(PM2.5)とは、大気中に浮遊する小さな粒子のうち、粒子の大きさが2.5マイクロメートル(1マイクロメートルは1ミリメートルの千分の1)以下の非常に小さな粒子のことです。その成分には、炭素成分、硝酸塩、硫酸塩、アンモニウム塩のほか、ケイ素、ナトリウム、アルミニウムなどの無機元素などが含まれます。

Q.微小粒子状物質(PM2.5)は、どのようにして発生しますか。

A.微小粒子状物質(PM2.5)には、物の燃焼などによって直接排出されるもの(一次生成)と、硫黄酸化物(SOx)、窒素酸化物(NOx)、揮発性有機化合物(VOC)等のガス状物質が、環境大気中での化学反応により生成されたもの(二次生成)とがあります。一次生成粒子の発生源としては、ボイラーや焼却炉などばい煙を発生する施設、コークス炉や鉱物堆積場など粉じん(細かいちり)を発生する施設、自動車、船舶、航空機などのほか、土壌、海洋、火山など自然由来のものや越境汚染による影響もあります。また家庭内でも、喫煙や調理、ストーブなどから発生します。

Q.どのような健康影響がありますか。

A.微小粒子状物質(PM2.5)は粒子の大きさが非常に小さい(髪の毛の太さの30分の1)ため、肺の奥深くまで入りやすく、のどや眼の痛みが生じたり、喘息や気管支炎などの呼吸器系疾患のリスクの上昇が懸念されます。また、肺がんのリスクの上昇や、循環器系への影響も懸念されています。

Q.どの程度の濃度になると健康影響が生じますか。

A.微小粒子状物質(PM2.5)の環境基準(人の健康を保護する上で維持されることが望ましい基準)として「1年平均値が1立方メートルあたり15マイクログラム以下であり、かつ、1日平均値が1立方メートルあたり35マイクログラム以下であること」と定められています。環境省が平成25年2月に設置した「微小粒子状物質(PM2.5)に関する専門家会合」では、健康影響が出現する可能性が高くなると予測される濃度水準として、注意喚起のための暫定的な指針となる値を1日平均値1立方メートルあたり70マイクログラムとを定めています。但し、呼吸器系や循環器系の疾患のある者、小児や高齢者などでは、個人差が大きいと考えられていることから、これより低い濃度でも健康影響が生じる可能性は否定できないとされています。この暫定的な指針となる値については、今後新たな知見やデータの蓄積等を踏まえ、必要に応じて、見直しを行うこととしています。