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イノシシに出会ったら
イノシシは本来、臆病でおとなしい性質を持っており、普通はイノシシが人に出会うとイノシシの方が逃げるのであわてる必要はありませんが、興奮していたり、発情期(晩秋~冬)や分娩後で攻撃的になっていたり、至近距離で突然出会った場合には注意が必要です。
事故を防ぐために、イノシシと出会った場合は次のことに注意してください。
出会わないよう、人間の存在を知らせる工夫を
- 音で知らせる(鈴をつけるなど)
- 夜などに外出する際は、光で知らせる(ライトなど)
出会ったら落ち着いて行動する
- イノシシに出会ったら、静かにその場を離れる。急に走り出してイノシシを興奮させない。
- イノシシが興奮していると、後ろを向くと襲ってくることもあるので、なるべく背中をみせず、ゆっくりと後退する。
- たてがみを逆立てて、明らかに威嚇している状態でなくても、シュー、カッカッカッ、クチャクチャクチャという音をイノシシが発していたら、威嚇音ですので注意する必要があります。
攻撃や威嚇はしない
棒を振り上げたり、石を投げたりしてイノシシを挑発するのは大変危険です。逆上したイノシシが向かってくることもあります。
うり坊を見かけても、近づかない
うり坊(イノシシの子)を見かけても、近くに母イノシシがいる可能性が高いので、近づいたり追いかけたりしない。かわいいからと食べ物を与えない。人への警戒心を低下させ、人が食べ物の供給源だと学習させることにつながります。
どうしても接近を避けられない場合は
イノシシと出会ったらその場を離れるのが一番ですが、人間がいる方向に逃げ場所が限られる場合などには接近してくることもあります。接近が避けられない場合、イノシシに逃げ道を明け渡しつつ、安全な場所に緊急避難しましょう。
安全な場所とは、イノシシから人間が見えない場所やイノシシが簡単に登れない場所で、立木に登るのも有効な方法です。
イノシシを見つけたら
身の安全を確保してから、見附警察署(0258-63-0110)または、市役所まで連絡をお願いします。