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建築までの大まかな流れ
敷地の造成や建築物の建築といった個々の行為は、長期的に考えると、新たな市街地が形成される際の大きな要因といえます。様々な用途の土地利用が混在し、小規模の市街地が散在するようでは効率的なまちづくりはできません。こういったことを防止するために、開発行為や建築といった個々の土地利用に秩序を与えているのが都市計画法という法律に基づく開発許可制度です。
また、みなさんの生活のなかで最も大切な役割を果たしている「家」。これが構造上問題を生じることのない確かな設計により建築されたものでなければ、防災上はもとより、みなさんの生命に危険が及ぶことにもなりかねません。こうした危険を排除し、適切な建築が行われるように定められた規定が建築基準法という法律に基づく建築確認制度です。
つまり、建築を行おうとする際には、敷地(土地)に関する開発許可制度と、建築物に関する建築確認制度の2つの手続が必要となる場合が多いことを覚えておかなくてはなりません。
ここでは、建物を建築しようとする場合に確認しておかなければいけないことや必要な手続きについて、大まかな手順を示します。下のチャートを参考にして、関係する項目について確認しましょう。
建物を建てる際には、それに付随して実にたくさんの手続きが必要となります。不安なときは遠慮せずにどんどん相談にいらしてください。正しい知識の普及、啓発にも積極的に取り組んでいます。