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部活動地域移行(地域スポーツ活動)に関する情報

ページID:0002306 更新日:2024年12月19日更新 印刷ページ表示

​地域移行とは何か?

 中学校の部活動の地域移行とは、これまで学校が主体となってきた部活動を、新たに地域の皆さんが主体となって活動する地域スポーツクラブや地域の文化クラブ活動に移行することをいいます。

地域移行の目的は何?

 現在、少子化が進み、中学校の生徒数も以前に比べて減少しており、部活動に必要な最低限の人数も集まらなくなったことで、これまでの部活動の継続が難しくなり、休部や廃部せざるを得ないケースも出てきています。これにより、子どもたちがやりたい活動の体験機会が失われるおそれがあります。子どもたちがやってみたいという意欲に応えられず、それにより子どもたちの健全な成長の機会が失われることは、将来にわたっての大きな損失といえます。
 一方、地域に目を移すと、さまざまな形で地域スポーツ活動や文化活動が行われています。小さい子どもから、また青壮年層の皆さんが働きながら、あるいは高年齢層の皆さんも、野球やサッカーなどのスポーツ活動、あるいは音楽や絵画などの文化・芸術活動に親しみ、楽しんでいる姿が見られます。
 そうした地域の皆さんから、さまざまなカタチで協力を得ながら、地域において持続可能で多様なスポーツ・文化環境を整備し、子どもたちの多様な体験機会を将来に渡って確保していくことを目的としています。

何がどう変わるの?

 これまで部活動は、教員の献身的な支えにより維持、継続されてきましたが、少子化が進み、部活動そのものがもはや存続の危機に面しています。
 これまで学校という枠の中で行われてきた部活動を、地域社会という大きな枠組みに移すことで、将来に渡って子どもたちがスポーツや文化活動に継続して取り組める環境づくりが可能となります。
 子どもたちが自発的に地域社会のスポーツ・文化活動に参加することで、新たな体験機会による自己実現を図り、学校を越えたさまざまな人々との交流機会の拡大により、人間的な成長につながることが期待されます。
 さらに、中学生が加わることによる地域の活動は、新たな価値を創り出し、活力ある地域社会をつくり上げること、これはまさに「地域づくり」「まちづくり」であり、単に部活動を地域に移すにとどまらない、“部活動改革”といえます。
 また、学校の現場では、部活動指導に加え、新たに取り組むべき課題に数多く直面しています。教員が多忙を極めている現状において、これまでの活動を評価しつつも、新たに地域移行を進めていくことで、教員の長時間勤務や指導経験のない教員への多大な負担の解消を目指す「働き方改革」の一面をも有しています。

見附市はどう進めていくの?

 国は、令和5年度から令和7年度までを「改革推進期間」と位置づけ、休日の部活動について、合同部活動や部活動指導員の配置により地域と連携することや、学校外の多様な地域団体が主体となる地域クラブ活動へ移行することについて、地域の実情等に応じて可能な限り早期の実現を目指すよう、各自治体に求めています。
 見附市は、国の方針を受けて、平成4年6月に、大学教授、中学校長、PTA役員、スポーツ関係者、行政職員からなる「見附市部活動の在り方検討委員会」を立ち上げました。4回にわたる検討会議の開催やアンケート調査実施をふまえて、令和5年3月に「見附市地域スポーツ・文化クラブ活動環境整備方針~地域の子どもたちの新たな活動機会の創出に向けて」(クリックで別のページが開きます)を策定しました。
 この方針では、改革推進期間において、次のような取組みの方針を示しています。
 
□スポーツ活動
 まずは休日における地域スポーツクラブ活動を促進します。
令和5年度   モデル種目(卓球、ソフトテニス)開始
令和6、7年度 地域スポーツクラブ活動の種目拡大
令和8年度   「中学校では休日の部活動を実施しない状態」を目標とする
 平日については、可能なところから取り組む。
□文化活動
 令和5年度から検討開始し、可能なところから活動を開始します。​

現在、どこまで進んでいるの?

 令和6年6月現在、地域スポーツクラブ活動としては、卓球とソフトテニスの2種目が活動2年目に入り、6年度の秋からは、野球、バレーボール、女子バスケットボールの3種目について、地域スポーツ団体の協力を得て、新たに地域スポーツクラブ活動が開始される予定です。
 文化活動については、地域の音楽関係者へのヒアリングなどを実施するなど、引き続き検討を行っています。
 また、令和5年度からは、前出の見附市部活動の在り方検討委員会を「見附市中学生の地域スポーツ・文化活動検討委員会」とし、検討委員からの意見をお聞きし、地域移行の進捗状況を確認いただきながら、取組みを進めています。

今後どうなっていくの?

 地域スポーツクラブ活動については、今後、種目を拡大していく中で、具体的に令和8年度のどの段階で、休日の部活動を地域に完全移行するのが望ましいのか、関係者と協議しながら検討を進めているところです。
 より具体的な将来のスケジュールを示すことで、生徒、保護者、学校、スポーツ団体等が共通認識を持ち、より一層円滑に地域移行が進むことが期待されています。
 現在、次のようなスケジュールで地域移行の取組みを進めていくこととしています。
地域移行イメージ図
 これまでの部活動をどのような形で地域活動に進化発展させていくのか。大小さまざまな課題がありますが、市としましては、市民の皆さんのご意見をお聞きしながら、皆さんにとってより望ましい地域移行の姿が実現するよう取り組んでまいります。

 

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