生活保護を受けるには

生活保護を受けるための要件があります。

1. 資産の活用　預貯金、生命保険、不動産、自動車、貴金属など、活用できるものは解約したり、売却したりして活用してください。（自動車など、一定の条件を満たせば保有を認める場合もあります。）
2. 能力の活用　家族の中で働くことができる方は、働いて収入を得てください。
3. 制度の活用　年金、手当等、他の法律や制度で給付を受けられる場合はすべて受けてください。

※生活保護は世帯単位での認定が原則です。家族のだれか一人だけを保護することはできません。世帯のみなさんが1～3のできる限りの努力をしてもなお、最低生活が営むことができない場合に、生活保護が適用されることになります。

生活保護に優先するもの

　法律上、扶養義務者からの支援は生活保護に優先します。親子兄弟姉妹などから援助を受けられる場合は援助を受けてください。

参考：生活保護法第4条　

保護は生活に困窮する者が、その利用し得る資産、能力その他あらゆるものを、その最低限度の生活の維持のために活用することを要件として行われる。

2　民法に定める扶養義務者の扶養及び他の法律に定める扶助は、すべてこの法律による保護に優先して行われるものとする。