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つつが虫病に注意しましょう

ページID:0024260 更新日:2024年4月25日更新 印刷ページ表示

つつが虫病に注意しましょう

つつが虫病はかつては新潟県、山形県、秋田県などで夏季に河川敷で感染する風土病でしたが(古典型)、戦後に新型つつが虫病の出現により北海道、沖縄など一部の地域を除いて全国で発生がみられるようになりました。
県内では春~初夏(5月~7月)及び秋(10,11月)に報告数が多い傾向があります。河川、山林、草地でレジャーや農作業を行う際はつつが虫に刺されないように十分気を付けてください。

つつが虫病とは

病原体はつつが虫病リケッチア(Orientia tsutsugamushi)です。
つつが虫病リケッチアを保有するつつが虫(ダニの一種)の幼虫に刺されることで感染します。
人から人へ感染することはありません。

症状

潜伏期は5~14日で、39℃以上の高熱を伴って発症し、皮膚には特徴的なダニの刺し口がみられ、その後数日で体幹部を中心に発疹がみられるようになります。
この他にも多くの方が倦怠感、頭痛を伴います。また、半数の方には刺し口近傍のリンパ節、あるいは全身のリンパ節の腫脹がみられます。

治療

テトラサイクリン系の抗菌薬による治療を行います。
重症化すると肺炎や脳炎症状を来す場合があるため、早期発見・早期治療が重要です。

予防について

河川、山林、草地に立ち入る際は
1.肌を出さないようにする(長袖、長ズボン、長靴、手袋などを着用する)
2.衣類を草むらに置いたり、草むらで休息や用便をしない
3.防虫スプレー等を使用する
などの対策を講じ、ダニの吸着を防ぐことが重要です。
また、これらの場所に立ち入った後は入浴するなどして、吸血前のダニを皮膚から洗い流すことも有効です。

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