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水銀使用製品の分別方法
⽔銀を含む廃棄物
⽔銀は蒸気になりやすい物質で、⽔銀蒸気を⻑期間、繰り返し吸い込むとふるえや憂うつ感、不眠症や集中⼒の⽋如などの健康被害が認められます。そこで地球的規模の⽔銀汚染の防⽌を⽬指し、⽔俣条約が平成29年8⽉16⽇に発効しました。これを受けて廃棄物処理法が改正・施⾏され、以下の廃棄物について新たな対応が必要になります。
ご家庭で対象となる廃棄物
- ⽔銀を含んだ蛍光ランプ、ボタン電池、⽔銀体温計、⽔銀式の⾎圧計などが廃棄物となったもの
- 1の製品を材料や部品として製造される組み込み製品(例︓⽔銀電池が⼊った電子機器)
- ⽔銀またはその化合物が使われている旨の表⽰がある⽔銀を使⽤した製品
廃棄する場合
水銀製品を廃棄する際は、絶対に燃えるごみに出さず、お買い上げのお店又は葛巻資源回収棟の回収ボックスまでお持ちください。
※清掃センターで水銀が検出されますと、検査や除去のため長期間、ごみを燃やすことができません。その間のごみ収集にも影響しますので、気を付けましょう。
※今町資源回収棟では水銀製品は取り扱えません。
製品例:一次電池
水銀電池
- 判別方法:品番が「NR」、「MR」で始まるもの
※2018年より輸出入禁止 - 廃棄・持込先:購入先
- 使用製品例:補聴器、銀塩カメラの露出計など
空気亜鉛電池
- 判別方法:品番が「PR」で始まるもの
※シールを剥がすと空気穴が開いているタイプで、かつ、国内メーカーのものであれば、水銀が使用されていると考えられます。 - 廃棄・持込先:購入先
- 使用製品例:補聴器、ページャー(ポケットベル)など
ボタン電池
- 判別方法:最初のアルファベットが「LR」(アルカリ)や「SR」(酸化銀)のボタン形のもの(ボタン電池5)
- 廃棄・持込先:購入先、葛巻資源回収棟、今町資源回収棟
※使用後は表と裏にテープを貼って絶縁してください。 - 使用製品例:クオーツ時計(ウオッチ、クロック)、玩具、歩数計、防犯ブザー、家電リモコン、小型ライト、医療機器(電子体温計等)など
乾電池
- 判別方法:水銀を使用するものは2018年より製造・輸出入禁止
※国内では生産終了 - 廃棄・持込先:購入先、葛巻資源回収棟、今町資源回収棟
製品例:二次電池
充電式電池、蓄電池
- 判別方法:充電することにより繰り返し使える電池
- 廃棄・持込先:購入先
※完全放電させてから廃棄してください - 使用製品例:パソコン、携帯電話、モバイルバッテリー、シェーバー、バッテリー、コードレスの掃除機や電話など
製品例:蛍光ランプ
直管型、環型、角形、コンパクト型
- 判別方法:品番が「F」で始まるもの
※今後も水銀が使用される見込みです - 廃棄・持込先:購入先、葛巻資源回収棟
- 使用製品例:リビング、ダイニング、洗面所、寝室、台所、電気スタンドなど幅広い照明器具
電球型
- 判別方法:品番が「EF」で始まるもの
※今後も水銀が使用される見込みです - 廃棄・持込先:購入先、燃えないごみ
- 使用製品例:階段、廊下、浴室、トイレ、リビングなどの照明器具
製品例:温度計、湿度計
- 判別方法:目視で金属水銀(液体)が使われているか確認できます。
- 廃棄・持込先:購入先、または葛巻資源回収棟の水銀製品専用回収ボックス
- 使用製品例:水銀式血圧計、気圧計、湿度計、ガラス製温度計、握力計など
※電子式の体温計や温度計は小型家電になりますので、葛巻資源回収棟、ネーブルみつけ、(株)ノジマ見附店様の小型家電回収ボックスへ。
詳細
詳細は、環境省ホームページ「廃棄物関係<外部リンク>」の「水銀廃棄物ガイドライン」及び「水銀廃棄物の適正処理について、新たな対応が必要になります。(リーフレット)」をご覧下さい。
または、新潟県のホームページ「水銀使用製品等の適正処理について<外部リンク>」をご覧ください。