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看護部
看護部長ごあいさつ
見附市立病院は、平成 4 年に市民の皆様の生命、健康を守るために開設されました。市内唯一の病院として、地域住民のニーズを把握し、市民の皆様に安心と信頼を届け、親しまれる地域医療を目指しています。
看護部では、患者様がその人らしく安心して暮らすことができるように、在宅復帰を見据えた看護実践(排泄自立支援、認知症看護、摂食嚥下障害看護、糖尿病療養指導等)や、医療・介護・福祉の連携に力を入れています。
小規模病院の強みは、医療従事者と地域の方との「距離」が近い事です。一人ひとりの信頼関係を大切に、心のこもったケアの提供を心掛けています。
また、子育てや介護支援を行っており、看護師がやりがいを感じながら働き続けられる職場づくりに向けて取り組んでいます。
看護部長
古畑 まり子
看護部理念
人に優しく、信頼される看護を実践します
看護部基本方針
- 患者様の人権と尊厳を大切に、人に優しく、笑顔で丁寧な対応を心がけます
- 患者様の安全、安心につながる看護を実践します
- 在宅を見据えた看護を実践し、院内・院外の多職種と連携・協働を強化します
- 職員一人一人を大切に、健康で働き続けられる職場環境を作り経営に貢献します
看護体制
1.看護体制 10対1 | |
2.看護単位
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3.看護提供方式:PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム) | |
4.勤務体制
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福利厚生
1)育児休業 2)部分休業 3)年次有給休暇 4)夏季休暇
5)療養休暇 6)介護休暇 7)出産休暇(配偶者の出産に伴う)
8)特別休暇(忌引き、結婚、妊婦健診、産前休暇8週、産後休暇8週 など)
ワークライフバランスを実践しています
働きやすい職場、そして働き続けたいと思う職場づくりに取り組んでいます。
研修や会議開催時間は、原則時間内に行っています。
業務改善などを行い、スタッフ全体で「定時で帰ろう」の意識を推進しています。
夜勤・交代制は2交代、4週8休の勤務体制です。
年次有給休暇や夏季休暇等の取得が可能になるよう、お互い様の風土があります。
働く時間は 8時30分~15時30分、8時30分~16時00分、8時30分~16時30分 など様々です。(パート勤務の方)
○当院に来てよかったこと
・定時に帰れる。皆さんが帰れるように声をかけてくれる。
・生活にメリハリがある。
このほかにも子育て支援(正規雇用)で部分休業を利用し、イキイキと働いているママさん看護師がいます。
働きやすい職場を目指していますので、子育て中の方だけでなくブランクがあるけれど少し働いてみたいなあと思う方歓迎です。
教育体制
1)教育理念
患者様の人権と尊厳を大切に、人に優しく、信頼される質の高い看護サービスを提供できる看護師を育成する。
2)教育目標
(1)看護の専門的知識・技術・態度を習得し、臨床実践能力を向上する
(2)看護倫理に基づいて、より良い看護を提供できる
(3)患者の生活支援に向けて地域との連携を図り、継続的な看護を提供できる
(4)多職種と連携・協働し、チーム医療を推進できる
(5)看護専門職として自己の看護観を振り返り、主体的に自己研鑽できる
(6)後輩の育成や指導を通して、自己も成長できる能力を身に着ける
3)新採用者教育
新採用者が安心・安全に業務を遂行できるよう、採用時の集合研修を行い、部署では「チームサポート制(チームサポート制とは、チームで新採用者を支える教育体制のこと)」の支援体制での教育を行っています。
また、一人一人の個性を尊重した教育プログラムを立案し支援しています。
4)継続教育
インターネット配信を活用し、クリニカルラダーのレベルに応じた教育を行っています。
5)キャリア開発
今後さらに後期高齢者や認知症患者の増加が見込まれ、急性期と慢性期医療・在宅支援を支える看護実践が期待されています。
当院の望む看護師を育成することを目的に、看護師のクリニカルラダー、看護管理者のマネジメントラダーを導入しています。
各種認定取得、外部研修の受講、学会発表を積極的に支援しています。
また、院内研修では、倫理研修、看護記録研修、認知症研修、退院支援研修、医療機器研修、PNS研修、リーダー研修、リフレッシュ研修などを行っています。
6)院内救急研修
ICLSインストラクターとBLSプロバイダーが中心になって、毎年看護師全員が「BLS研修」に参加しています。
二次救急病院として、救急対応技術の向上に取り組んでいます。
7)地域との連携
当院では、地域との連携を積極的に取り組むために、入退院支援システムを構築しています。
地域医療連携室の医療相談員や退院調整看護師と受持ち看護師が協働し、退院支援を行うシステムです。
入院早期から、退院後の生活について患者様・ご家族のご希望を伺い、安心して退院し、その人らしい生活ができるように支援を行っています。
各部署の紹介
外来・手術室・内視鏡
外来診療は、内科・神経内科・小児科・外科・整形外科・形成外科・脳神経外科・放射線科に加え、令和7年4月から新たに皮膚科が増えました。
皮膚科の診療は、他の科同様に予約診療も実施しており、車いすの方でも安心して受診していただけます。
外来では、「患者様の時間を大切にした待ち時間対策」に取り組んでいます。薬剤師や栄養士と連携し、待ち時間を活用して医療処置や日常生活などについて一緒に考え、安心して在宅生活を送っていただけるように支援させていただきます。
救急外来では、救命を第一に考え、担当看護師の46%がICLS研修を受講し、日々知識・技術の習得に取り組んでいます。
1階病棟(地域包括ケア病棟)
地域包括ケア病棟とは、原則最大60日間の入院を目安に、退院後も患者様が住み慣れた地域で安心して生活できるよう在宅復帰を支援することを目的としています。
以下のような方が対象となります。
・急性期治療を終え、在宅復帰に向けてリハビリテーションや支援が必要な方
・レスパイト入院(一時的な介護負担軽減)をご希望の方
患者様が自立した生活ができるよう日常のケアの中で離床をすすめ、在宅療養生活に重要な排泄の自立に力を入れています。また、安心して在宅復帰できるよう、患者様・ご家族様の不安に向き合い、医師・看護師・リハビリスタッフ・医療相談員・薬剤師・管理栄養士が協力して退院支援を行い、地域に繋いでいます。
2階病棟
内科・外科・皮膚科・形成外科の一般病棟です。
内科の急性期疾患を中心に救急や予定手術、緩和ケア等、様々な患者様の入院受け入れを行っています。
患者様一人一人に寄り添い、身体的・精神的苦痛の緩和や退院支援、認知症ケア、ターミナルケア等を行い、入院早期から退院後を見据えたサポートを多職種と連携して進めています。
看護体制にはPNSを採用し、2人の看護師が協力して複数の患者様を担当することで安全で安心な看護を提供しています。
スタッフ全員が支え合い、学び合い笑顔があふれる病棟です。
地域医療連携室
地域医療連携室は病院の窓口として、医療相談員4名、退院支援看護師1名、緩和ケア認定看護師1名、看護師1名で地域の医療機関や介護施設、行政機関と連携し、患者様が安心して医療を受けられるように調整しています。
患者様が住み慣れた地域での生活ができることを目指して、医療・介護・生活支援などが提供できるように 「顔の見える関係」 をモットーに連携を図っています。
介護老人保健施設 ケアプラザ見附
ケアプラザ見附は、1階・2階フロア97床の入所サービス他、デイケアセンター(定員25名)での通所サービスを行っています。
在宅復帰を目指し、リハビリ・介護・医療ケアを通した生活支援を行っています。ご利用者様が自分らしく楽しく住み慣れた地域で生活し続けられるよう、ご家庭での介護等、多岐に渡った支援を行っています。