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見附市にら産地育成計画 ~にらを作ってみませんか~
新潟県は令和元年7月に、農業者の所得向上を図り、米に続く新たな経営の柱として園芸導入・拡大を進めるため、「新潟県園芸振興基本戦略」を策定しました。
基本戦略に基づき、稲作中心から園芸を取り入れた複合経営を提案し、園芸生産拡大に向けた取り組みを関係機関が一体となって推進していきます。見附市では「見附市にら産地育成計画」を作成し、にらの1億円産地化に取り組んでいます。
見附市にら産地育成計画
見附市では「見附市にら産地育成計画」を作成し、栽培面積、生産者数の拡大を図り、にらの1億円産地化を推進しています。
目標
- 新規生産者の確保により、栽培面積を拡大し、産地の体質を強化します。
- 新品種・新型導入により、長期継続出荷体系を確立します。
- 大規模生産者を育成し、調製作業機の導入等で省力化を図り、生産量を拡大して販売額1億円を目指します。
実績 | 目標 | ||||||
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年度 | 平成30年 | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 | 令和6年 |
栽培面積 | 0.7ヘクタール | 1.1ヘクタール | 2.9ヘクタール | 4.1ヘクタール | 4.4ヘクタール | 4.5ヘクタール | 9.0ヘクタール |
生産者数 | 12人 | 11人 | 14人 | 24人 | 24人 | 23人 | 40人 |
販売額 | 7,520千円 | 4,599千円 | 19,258千円 | 35,055千円 | 46,544千円 | 43,178千円 | 110,112千円 |
見附市にら産地支援チーム
JAえちご中越、JA全農にいがた、新潟県長岡地域振興局、見附市が一体となって、生産から販売までを一貫してサポートしていく体制が令和2年度からスタートしています。
にら栽培のおすすめポイント
- 栽培の手間:3年連続で同じ株で収穫が可能で、植え替えが3年に1回で手間がかかりません。
- 長期出荷:5月~10月で、同じ株で年3回以上の収穫が可能です。
- 収益性の高さ:600千円/10a(水稲は45千円/10a)
- 女性や高齢者も栽培が可能:軽量品目であり、栽培が比較的簡単です。
- 水稲との複合経営が可能:品種構成の工夫等で、収穫時期の調整が可能です。
にら栽培スケジュール
にら生産Q&A
Q1 にら栽培ははじめてですが、ちゃんと栽培できますか?
A1 栽培のポイントごとに研修会を開催しています。また必要に応じてJAや普及センターの担当が対応します。安心して栽培をしてください。
Q2 育苗ハウスがなく、苗を準備できません。どうすればよいですか?
A2 JAで苗を準備できるので、育苗ハウスがなくても栽培を始められます。
Q3 にら栽培にはどんな機械が必要ですか?
A3 最低限トラクターと管理機、防除機が必要です。全農貸し出し機械のうね立てマルチャーや定植機を使用できます。また、市の補助事業である「見附市野菜づくり等応援事業補助金」を活用して機械の導入も可能です。
Q4 水稲などとの作業競合は問題ありませんか?
A4 定植や収穫などで作業競合の可能性はありますが、調整して対応できます。
Q5 出荷調製に手間がかかりそうですが、問題ありませんか?
A5 JAで、にらの調製機械(洗浄そぐり機)を導入していますので、にら生産者はこれを利用し、省力化を図ることができます。
Q6 にらの栽培面積を増やしても、販売できますか?
A6 県内市場からは増産を要望されており、販路は確保されています。また販売単価も安定しています。
各種取組み
「見附にら生産組合が設立されました」、「新潟県一億円産地育成の取り組み<外部リンク>」、「見附高校で見附市産「にら」の出前授業を行いました」「新小っ子が「にら」メニュー考案・試食」「にらみっけ 見附市産にらのブランド名が決まりました」をご覧ください。