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皮膚科特集号(病院だより第72号)
50歳を過ぎたら要注意!激しい痛みが続く『帯状疱疹』
〜ワクチンで防げる、あなたと家族の健康な暮らし~
50歳を過ぎると発症率が急上昇する「帯状疱疹」。体中に広がるピリピリとした激しい痛みは、治った後も後遺症(神経痛)として長年残ってしまうことがあります。現在は法律に基づく「定期接種」となり、対象の方は費用の一部助成を受けてワクチンを接種できるようになりました。
帯状疱疹について
原因:成人の9割以上がウイルスを持っています
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帯状疱疹は、子どもの頃にかかった「水ぼうそう」のウイルスが原因です。治った後もウイルスは神経の中に潜んでおり、加齢、疲労、ストレスなどで免疫力が低下すると再び暴れ出します。日本人成人の約9割以上はこのウイルスが体内に潜伏していると言われています。 |
症状:体の片側に現れる痛みを伴う発疹
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皮膚にピリピリ・チクチクとした痛みが起こり、しばらくするとその部分に赤いブツブツや水ぶくれが「帯状(おびじょう)」に現れることがあります。 |
最も怖い後遺症:帯状疱疹後神経痛(PHN)
発疹が治った後も、3カ月以上「刺すような痛み」が続く後遺症です。50歳以上で発症した人の約2割がこのPHNに移行すると言われており、睡眠や日常生活に大きな支障をきたします。
ワクチンについて
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当院では帯状疱疹の予防ワクチンとして、シングリックス®を使用しています。 (1)シングリックスは2020年に認可された新しいタイプのワクチンです。正式名称は組換え沈降帯状疱疹ワクチンで、ウイルスの一部の成分と免疫を高める物質(アシュバント)を組み合わせて作られており、生きたウイルスは含まれていません。2回接種が必要です。1回目の接種後から2ヵ月後に2回目を接種します。(2ヵ月を超えた場合でも、6ヵ月以内に2回目を完了させます。) シングリックスの予防効果は非常に高く、50歳以上での帯状疱疹発症予防は97.2%、70歳以上でも約90%の予防効果が報告されています。接種後10年経っても70%以上の予防効果を維持することが確認されています。帯状疱疹後神経痛の予防効果も90%以上あります。 (2)重要なポイントとして、自治体の助成制度が活用できるのは、該当する年齢となる年度の1年間のみであり、生涯で1回限りの機会となります。対象年齢に達したら、機会を逃さないよう注意が必要です。 |
『この程度のことで病院に行っていいの?』とためらわず、まずは一度ご相談ください。市立病院ならではの安心感のもと、他科とも緊密に連携しながら、患者さまの不安に寄り添った丁寧な治療を心がけています。
皮膚科担当医師
岩井 由樹
日本皮膚科学会専門医
外来診療日
火曜日(受付時間:8時30分~11時30分 診察時間:9時~)
木曜日(受付時間:13時~15時 診察時間:13時30分~)


